つぶやいたー

　１１月２３日（祝・水）の園田競馬１０Ｒで行われた第１８回兵庫ジュニアグランプリ（交流ＧＩＩ、２歳オープン、選定馬、定量、ダート・右１４００メートル、１２頭立て、１着賞金＝２２００万円）は、川原正一騎手騎乗の６番人気ローズジュレップ（牡、北海道・田中淳司厩舎）がＪＲＡ勢５頭を倒し、重賞初制覇を達成した。タイムは１分２９秒１（良）。

　レースはネコワールドが逃げ、２番手にローズジュレップ、３番手にアズールムーン。ローズジュレップは４コーナー過ぎで先頭に立つと力強く脚を伸ばし、後続に２馬身差をつけてゴールを駆け抜けた。３頭による激しい２着争いは、４番手から急追したハングリーベン（ＪＲＡ、４番人気）が制し、ハナ差の３着に中団から伸びたバリスコア（北海道、７番人気）、さらにアタマ差の４着は出遅れて後方からの競馬だったゲキリン（ＪＲＡ、２番人気）。１番人気アズールムーン（ＪＲＡ）は５着、３番人気ネコワールドは６着だった。

　◆川原正一騎手「（勝った瞬間は）飛び上がりたいぐらいの気分でしたね。ＪＲＡの強い馬もたくさんいましたが、道営の馬も強いと思っていました。（先頭に立ってから）ひょっとしてこれは勝てるかなと思いましたが、ゴールが遠かったですね。（逃げる戦法ではなく勝てたことで）十分、収穫がありました」

　ローズジュレップは、父ロージズインメイ、母タニノジュレップ、母の父コロナドズクエストという血統。北海道新ひだか町・岡田スタッドの生産馬で、（株）ノルマンディーサラブレッドレーシングの所有馬。通算成績は７戦４勝（うち中央１戦０勝）。田中淳司調教師、川原正一騎手はともに兵庫ジュニアグランプリ初勝利。