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2024年10月28日
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京都・与謝野町に障害者の手機工房完成

2016年07月02日

 「ちりめん街道」に近い与謝野町後野に障害者が機(はた)を織る工房、手(て)機(ばた)工房が完成し、お披露目会が開かれた。障害者の就労の場になるとともに、地域活性化につながる施設としても期待されている。

 手機工房は約70平方メートル。織機3台が備え付けられている。元織物の工場だった建物を地元で丹後ちりめんなどを製造・販売している柴田織物などが借りて、障害者の就労を支援しているNPO法人「みらい」(与謝野町)が中心になって、昨年冬から改装を進めてきた。

 「みらい」につながりのある4人が月曜から金曜まで働き、京都市の西陣織の技術者が週に数回通って技術指導をするという。

 「みらい」の吉田真也事務局長は「丹後ちりめんの担い手不足の解消につながるとともに、障害者が誇りをもって働ける場所づくりにつながれば」と話している。また、柴田織物の柴田祐史代表は「週末にはカフェにするなど、ちりめん街道を訪れた観光客の休憩所としての活用も考えていきたい」と話していた。