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2024年10月31日
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「仙人の孫」名乗る窃盗、横浜で5件発生 150万円すり替え

2016年01月30日





 「仙人の孫」を名乗るアジア系とみられる女3人組が「息子の命に関わることが起きる」などと通行人に話しかけて不安をあおり、ATM(現金自動預払機)などで下ろさせた現金を盗む事件が昨年9月以降、横浜市中区内で5件発生していることが29日、分かった。被害総額は900万円超に上り、伊勢佐木署が連続窃盗事件として捜査している。

 同署によると、女3人はいずれも40代、アジア系外国人とみられ、北京語を話していた。被害者は5件とも中国人もしくは、中国から帰化した日本人だった。

 病院事務員の女性(45)は今月26日、同区の商店街でアジア系の女に「夫が不治の病にかかった。仙人のいる薬局を探している」と北京語で声を掛けられた。続いて別の女が合流して「仙人の孫を知っている。一緒に行こう」と誘い、しばらくすると「仙人の孫」を名乗る女が現れて「あなたの息子の命に関わることが起きる。現金を持ってきて」などと求めた。

 不安を覚えた女性が2人目の女とともに近くの銀行ATMで現金約150万円を下ろし、商店街路上で待っていた仙人の孫を名乗る女に渡すと、女は現金をポリ袋に入れ、まじないのようなしぐさを行った後に袋を女性に返却。女らは「2週間は袋を開けるな」と念押して立ち去ったという。

 不審に思った女性が帰宅後に袋の中身を確認したところ、水のペットボトルと新聞紙が入っており、現金が入った袋とすり替えられていたことが発覚した。

 手口は5件とも共通しており、同署はポスターを貼るなどして通行人に警戒を呼びかけている。